【近傍探訪シリーズ】自然と建築が調和する複合施設「MAZAKA」
溝の口駅周辺には、駅前の商業施設や飲食店だけでなく、 地域に残る自然や土地の記憶を生かした新しいスポットも誕生しています。
今回の「近傍探訪シリーズ」では、川崎市高津区久本に整備された 複合施設「MAZAKA(まざか)」をご紹介します。
森の一部として計画された建築
MAZAKAが建つのは、溝の口駅からほど近い久本一丁目の一角です。 駅周辺の市街地にありながら、敷地には以前からの樹木や雑木林の面影が残されています。
この施設では、自然を取り払って建物を配置するのではなく、 木々の間に建築を組み込むような考え方が採用されています。 コンクリート造の建物と植栽が一体となり、 一つの風景を形づくっている点が大きな特徴です。
曲線を生かした特徴的なコンクリート建築
MAZAKAの外観で特に目を引くのが、 緩やかな曲線を描くコンクリートの屋根と壁面です。
直線を中心とした一般的な商業施設とは異なり、 建物全体に柔らかな曲線が取り入れられています。 無機質になりやすいコンクリート建築でありながら、 周囲の樹木や坂道に自然になじむ印象を受けます。
見る方向によって建物の輪郭が変化し、 木々の間から建物が現れたり隠れたりする点も見どころです。 植物の成長とともに、今後さらに建物と緑が一体化していくことが期待されます。
「MAZAKA」という名称に残された土地の記憶
「MAZAKA」という名称は、 かつてこの土地で使われていた「馬坂」という屋号に由来するとされています。
新しい施設を建設するだけではなく、 土地の名称や記憶を未来へ受け継ぐという考えが、 施設名にも込められています。
MAZAKAは、地域の過去を消して新しいものに置き換えるのではなく、 以前から残る自然や土地の記憶を生かしながら、 新しい用途へとつなげていくプロジェクトといえます。
飲食店やショップなどが集まる複合施設
MAZAKAは、飲食店や物販店、事務所、アトリエなど、 複数の用途を想定した複合施設です。
単に店舗を集めるのではなく、 食、植物、ものづくり、クラフト、デザイン、アートなど、 異なる分野の活動が交わる場所として計画されています。
さまざまな人や価値観が集まることで、 溝の口に新しい交流や文化が生まれることが期待されています。
都市の利便性と自然が共存する場所
溝の口は、東急田園都市線・大井町線、JR南武線が利用でき、 商業施設や飲食店も多い利便性の高い地域です。
一方で、駅から少し歩くと、坂道や緑地、 昔から続く住宅地など、駅前とは異なる景観も残されています。
MAZAKAは、都市としての利便性と、 地域に残る自然や土地の記憶という、 溝の口の二つの側面を象徴する施設の一つになりそうです。
スポロスタジオご利用時の周辺散策に
溝の口駅北口にあるスポロスタジオ周辺には、 駅前の商業施設や飲食店だけでなく、 少し足を延ばすことで出会える地域の見どころがあります。
レッスンや音楽練習などでスポロスタジオをご利用の際には、 溝の口の新しい地域スポットとして、 MAZAKA周辺を散策してみてはいかがでしょうか。
建物の曲線、木々の間から差し込む光、 季節によって変化する植物など、 訪れる時期や見る位置によって異なる景色を楽しめます。
施設概要
名称:MAZAKA(まざか)
所在地:神奈川県川崎市高津区久本一丁目
最寄り駅:東急田園都市線・大井町線「溝の口駅」、JR南武線「武蔵溝ノ口駅」
主な用途:飲食、物販、事務所、アトリエなど
※施設の開業時期や入居店舗、営業内容については、今後変更される場合があります。最新情報はMAZAKA公式サイト等をご確認ください。記事掲載時点では、2026年秋のオープンに向けて内装・外構工事が進められていると報じられています。 ご利用の際は、公式情報をご確認ください。